個人まとめサイトにありがちなフリー素材画像について考察しよう
こんにちは！
心身ともに健康の伊佐爾波です
まともな文章も、書けるんやで
ということで、今回は読んで字のごとく、
個人まとめサイトにありがちなフリー素材画像について考察をしていきたいと思います。
個人まとめサイトでは、往々にして扱っているトピックを示すための画像が挿入されます。まずは彼らをパターンごとに分別し、それぞれの特徴を考えていきましょう。
【パターン1】人である必要を感じないもの
〇とか✖とか？とか、色んな記号を持ったり思い描いたりしている人たち。それキミらが持たなくてもよくない？
持つ必要なくない！？
どこ見とんねん 人間ごときが人様の成否を判断できると思いあがるな
・・・
うん
彼らはなぜ、人間であるにもかかわらず記号的内容を示しているのだろうか。
それは、個人まとめサイトの制作者がデザイン性を勘違いしているからではないか。
人間が映るということはそれだけ情報量が増えるということである。
そして情報量が多いものは、そうでないものに比べてデザイン性が優秀である、とみなされることが多い(もちろん過密になってしまうのはNGだが)。
その結果、単純に記号だけで指し示すよりも人間という媒体を用いて情報量のかさ増しを図るほうがデザイン的な優位性を保てると考えられ、採用されているのではないだろうか。
たしかに、ウェブサイトの飽和が慢性的に起こっている現状では、なにかしら周囲に対して優位に立てる要素がなければ文字通り埋もれてしまう。
それを防ぐために情報量で強く出る...という発想自体は悪くないのだが、記事の内容を密にするのではなく画像で見せかけの部分だけ増やしているのが問題なのだ。
コンビニで弁当を買ったら底がめっちゃ上げられていたときの気分
【パターン2】ドラマが展開されているもの
人間関係について触れられた記事では、複数人が登場しドラマが展開されている画像が用いられる傾向にある。彼らは一枚の画像から背景を抽出し、明確な意図を用意しなければならないのだから、その苦労たるや生半可なものではないはずだ。フリー素材にそんなに注力しないでほしい。
この2人の間にはなにがあったのだろう。おそらくは河川敷での一幕であるが、女性の表情からはセンチメンタリズムを感じずにはいられない。男性の表情が伺えないのもこちらの想像を膨らませる。私には、笑みを浮かべているようにさえ思えてくる。割とフォーマルな恰好をしていることを加味すると、会社をクビにでもなったのだろうか。だとしたら男性の笑みは、なにもかもを諦めた自棄ぎみな笑い、または自分自身への嘲笑であるのだろうか――。
実はこの画像の醍醐味はタイトルにある。この写真に「春の男女」と名をつけた投稿者には、心からの尊敬の念を表したい。
こちらは先ほどよりも幾分かシーンの解像度が高いようだ。ビジネスシーンでの一幕なのだろう。左の男性は同僚、もしくは商談相手で、右の男性に対してはあまり強く出られない立場と見える。ここで注目したいのは、右の男性の目線の先になにがあるのか、ということだ。至近距離で話す相手を完全無視してまで注目せざるを得ないものとは、いったいなんなのか。
無難なところから攻めるなら、美人や元カノなど、恋愛絡みの人物。少し回り道をして考えてみるなら、騒がしい客や泣いている子供など、聴覚に影響を与えてくる人々。この1枚だけでも様々な場面に派生することができそうである。
そんな中、私が推したいのは、「綾鷹2リットル128円」説だ。あの綾鷹が２リットルペットボトルで購入すればなんと128円ぽっちである。かつてこのような前例があっただろうか。世界規模の市場の転換の始まりではないだろうか。そう考えるうちに、彼の心はその広告に引き込まれていったのだ。彼は、綾鷹の奴隷だったのである。人類が綾鷹の奴隷にならないためにも、この写真は存在しているのかもしれない。そんなわけがない。
【パターン3】?
この分類名を見て、「？」となった人は多いだろう。
だが安心してほしい、私にもわからない。
この世にはわからないものが星の数ほどある。これだってその一部。
？？？
？？？
またあんたか！
一見どこに需要があるのかわからないような素材であっても、そこに存在していること自体が需要の一部という最強コンテンツ・フリー素材。
この市場の有用性が一般に知れ渡り次第、彼らはより急速に、より大々的に数を増していくのではないだろうか。
それっぽいことを言ったので加点が入った。ありがとうございます
最後に、私が一番気に入っているフリー素材を貼って〆させていただこう。
おわり
